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【商品説明】
重要無形文化財「友禅」保持者・森口華弘作。
森口華弘さんは、友禅の暈しの技法と漆芸の蒔絵の技法を独自の研究と開発で蒔糊技法として確立し、独特のおおらかなデザインと緻密な撒糊の技法を使った格調高い個性的な作品を世に出されてきました。
こちらは少し個性的かつ森口氏作品らしさのある緑味のある黄・芥子色の地に、全体に驚くほど細やかに蒔糊が施されています。
地の生成りの色ともうひとつは銀鼠色の２色が絶妙な陰影を醸し出し、裾に向かって生成りが多くなり明るい感じになるといった、こだわりのデザインとなっています。
上前から肩口に向かって枝をのばす梅の姿がなんとも鮮烈で格好良いです。
そしてそれを中心に菊の花や楓があしらわれ葡萄色に彩色されていて、地の芥子色とのコントラストが大変お洒落で素敵です。
実際に羽織られますとそのデザインの素晴らしさがよくわかります。
優れた作者はデザインや柄の配置、配色など、着る方の事を一番に思って考えられているのだなあと改めてそのご苦労を思うとともに感心し、さらにこの素晴らしい作品に見入ってしまいました。
左手を広げると、袖の振りに描かれた梅の枝と身頃の腰の辺りの枝がつながり、とても格好良い着姿となります。
昭和の巨匠の秀作を是非この機会にご覧くださいませ。
お仕立て替え済。
地の色は芥子色（からしいろ）「#AA8829 color-sample.com」、
撒糊の色は銀鼠色「#A4A5A5 color-sample.com」、
花の色は葡萄色（えびいろ）「#592134 color-sample.com」をご参照下さい。
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