【商品説明】
琉球紅型の作家さんはたくさんいらっしゃいますが、作品を目にしてどなたがつくられたかがはっきりとわかる作者はそう多くはいらっしゃいません。
経験を積まれて独自の世界を追及されて表現される方の作品は、紅型染というルーツは同じでもそれぞれに個性がはっきりとしていて、出会うたびに驚かされ感銘を受けます。
藤村玲子さんもそのお一人で、作品の力がぎゅっと引き締まって感じられるのに、独特の個性が大らかに作品の中に広がっていくようで、いつもこの引き寄せられるような力強さと魅力は何でしょうと不思議な気持ちになって見入ってしまいます。
藤村さんは10代の初めに紅型の第一人者でもあった故・城間栄喜氏に師事し、染めの勉強を始められました。
類まれな才能を発揮され、20代で独立。首里に工房を持ち、琉球紅型の復元、舞踊衣装などを手がけられました。
伝統工芸展入選をはじめ各賞を受賞され、1997年には県指定無形文化財「びん型」保持者に指定されました。
99年には沖縄タイムス芸術選賞大賞を受賞、2002年に伝統文化ポーラ賞・優秀賞、09年に沖縄タイムス賞などを受賞され、ご活躍されました。
こちらは笹の枝に雪輪がからみ、菊の花と小さな蝶々が飛び交うシックな色使いの素敵な作品です。
白い帯ですっきりと着こなされると紅型の良さが溢れそうです。
黒やこげ茶系の帯で小物の色を効かせてコーディネートされるのも素敵ですね。
ともすると柄のインパクトが強くて取り入れがたい紅型のお着物も、こういった色使いの大作は着こなしがいもあり、紅型らしい工芸的な魅力も充分お楽しみいただけそうです。
是非一度ご体験いただきたい、紅型の最高峰の作品のひとつでもあり希少性の高いおすすめの逸品です。
未着用品。
地の色は褐色(かちいろ)「#646870 color-sample.com」、
蝶々の色は藍鉄色「#242E41 color-sample.com」、
芥子色(からしいろ)「#BCA352 color-sample.com」、
花の色は濃色(こきいろ)「#3F3344 color-sample.com」をご参照下さい。
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