【商品説明】
変わり織のさらりとした紬、マットな地色、木の葉のおおらかさ、小鳥の可憐さ、すべてに紀絵さんの作品らしさが溢れたチャーミングな型絵染と絞り染の訪問着付けのお着物です。
本当に残念な事に今年の初めに亡くなられましたが、鈴木紀絵さんは独特の作風で見る人の心を魅了しました。
個人的にも大ファンでしたが、この1、2年はお身体の調子を崩されて制作もできなくなられていました。
「私はせっかちだから、野山にスケッチに行っても絵を描くのではなくてその場で型を彫ってしまうの」と彫りやすい柔らかい型と小さな小刀を、ご自身が染めた生地で作られた小さなポーチに入れられていました。
「どこで良いデザインが浮かぶかわからないからいつも持ち歩いているのよ」といたずらっぽいお顔で話されて微笑んでいらしたのを思い出します。
もう楽しく斬新なあのデザインが生まれてこない、新しい作品に出会えないと思うと残念でなりません。
こちらのお着物は、おそらく紀絵さんが好んで使われていた阿仙で染められたと思われる明るい金茶・赭色の地で、柄の可愛さを大人の雰囲気にしてくれているようです。
本当に飛べるのかしらと思えってしまうような小さな鳥たちのカナリアイエローが素敵なアクセントになっています。
大切に、でも華やかにお召しいただき、作品が活き活きと花開く事を期待したくなるお着物です。
未着用品。
地の色は赭色(そほいろ)「#804f3e color-sample.com」、
実の色は紅消鼠色(べにけしねずみいろ)「#524748 color-sample.com」、
葉の色は藤色「#bbbcde color-sample.com」、
鳥の色は金糸雀色(かなりあいろ)「#b3a432 color-sample.com」をご参照下さい。
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