【商品説明】
一目見てそれとわかる個性を持った独特の色使いで描かれた、田畑喜八さん作の茶屋辻文様の訪問着のお着物です。
今回は2点ご紹介させていただいておりますが、同じ藍の濃淡で描かれた友禅でも大きな個性の違いが見て取れて、お着物ファンの方には楽しい事ではないかと思います。
こちらは上前に月のような形が取られ、茶屋辻文様の背景のように灰白色で染められ、その月にかかる雲のような形に練色が染められています。
その背景がある事で藍色の茶屋辻がくっきりと浮き上がり、メリハリのあるものとなっているようです。
また各所に使われた明るい水色・天色の爽やかさと抜け感が、全体をとてもすっきりとした印象としています。
別染の浅縹色の通し裏が使われていて、表の友禅の天色とリンクして、実際にお召しになるとそのふたつが同時に目に入り大変お洒落なものとなります。
こういった細やかな心配りは格段と装いをレベルアップしてくれますので、嬉しい事だと思います。
姿の良い枝を広げた梅の花と裾に散らされた竹や梅が、きりっとしたお着物にどこか可愛らしく優しい雰囲気を添えていてバランス良く感じられます。
年齢的にもお召いただける季節も幅広く、安心感のある上質なおすすめの逸品です。
未着用品。
地の色は藍鼠色「#4f6066 color-sample.com」、
茶屋辻の背景の色は灰白色(かいはくしょく)「#e9e4d4 color-sample.com」、
雲の色は練色(ねりいろ)「#ede4cd color-sample.com」、
茶屋辻の色は紺青色(こんじょういろ)「#14264d color-sample.com」、
青藍色(せいらんいろ)「#213f66 color-sample.com」、
天色(あまいろ)「#2485b3 color-sample.com」、
通し裏の色は浅縹色(あさはなだいろ)「#4d8699 color-sample.com」をご参照下さい。
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