【商品説明】
一目見てそれとわかる個性を持った独特の色使いで描かれた、田畑喜八さん作の茶屋辻文様の訪問着のお着物です。
少しだけ紫味のある淡いグレー・潤色の地に、上前に大きく強い調子で2本の川の流れが百入茶色で引かれ、水辺の風景を藍の濃淡の友禅で描いた伝統的な安定感と美しさのあるお着物です。
流れるような糸目の線も目に心地よく、萩や沢潟、菖蒲が水辺に寄り添うように描かれ、桜、菊、桔梗、紅葉、牡丹と四季の草花が盛りだくさんに華やかに描かれています。
川をあらわした百入茶色の部分には、細やかな金の摺箔が施され、草花には金駒や代赭色の刺繍も入れられています。
上質な茶屋辻模様は細かな柄の集合でありながら、他には見られない迫力と存在感があります。
田畑家のお家芸ともいえる茶屋辻模様は藍の濃淡で描かれる事が多く、それによってさらなる品格と力が感じられるように思います。
今回もう一点入荷している作品と個性の違いをご覧いただけたらと思います。
どちらへのお出かけでも自信を持って装っていただける大変おすすめの逸品です。
お仕立て替え済。
地の色は潤色(うるみいろ)「#c8c2be color-sample.com」、
茶屋辻の色は青藍色(せいらんいろ)「#26374d color-sample.com」、
紺鼠色「#44617b color-sample.com」、
川の色は百入茶色(ももしおちゃいろ)「#1f3134 color-sample.com」、
刺繍の色は代赭色(たいしゃいろ)「#99461a color-sample.com」をご参照下さい。
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