【商品説明】
久しぶりとなります、郡上紬のお着物のご紹介です。
色の説明をしようとひとつづつ見ていきますと、全体を見た時の印象とは違い、意外な組み合わせになっているのだなと改めて驚きました。
その様々な色は草木で染められていますが、郡上紬ならではのどぼんこ染めという技法によって暈しを交えられているからこそ、面白い表情が現れるのだと思います。
一本の糸をしっかりと括り、草木の染料に何度も何度も浸し揺らして染み込ませ、暈しの部分には板をおいて斜めにし、あまり染液に染まらないようにするそうです。
そうやって、糸を染める事だけにも非常にエネルギーを使われると、以前読んだ本で宗廣さんが話されていました。
また染める人それぞれの技量や個性が現れるとも言われていました。
明るい部分があるからこそ、地色のような赤墨色や格子の百入茶色がより深く染み込むような魅力が現れるのでしょう。
引き込まれるような魅力に溢れる草木染の手織り紬は、静かに着る方の手に取られる日を待っているかのようです。
未着用品。
枯茶色(からちゃいろ)「#664935 color-sample.com」、
百入茶色(ももしおちゃいろ)「#1f3134 color-sample.com」、
白茶色「#b3977b color-sample.com」、
赤墨色「#3f312b color-sample.com」
をご参照下さい。
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