【商品説明】
新年の「初春のよそほひ展」に向けて色々と準備をしてまいりましたが、力のある作品も何点か上がってきまして、ご紹介できる事を嬉しく思います。
こちらは型絵染の作家さんの中でも特に高い人気を誇る、国画会会員・添田敏子さんの作品です。
透明感のある明るい水浅葱・紺鼠色の地に、濃い藍色の濃淡で可愛い模様が染め出されています。
「井筒」とは言葉で聞くと代表的な能の演目のようですが、こちらの作品のの図柄では井戸の周りの囲いの事のようで、 小さな囲いに桜の花が添えられています。
独特の柔らかさのある輪郭で色々なお花やお野菜が全体に散らされていて、藍の濃淡という事もあり型絵染のお着物の中でも取り入れていただきやすい作品なのではないかと思われます。
使われている座繰りの紬の風合いも素敵で、地染めに面白い変化をもたらしています。
添田さんの図録では「小井筒野菜」の初回の作品は1974年に発表されています。
すっきりとした爽やかさのある素晴らしいおすすめの逸品です。
お仕立て替え済。
地の色は紺鼠「#5c7c99 color-sample.com」、
柄の色は留紺(とめこん)「#141e33 color-sample.com」、
青藍(せいらん)「#182f4d color-sample.com」をご参照下さい。 |