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【商品説明】
北村武資さんは早くに家族を支えたいと思われ、進学をあきらめて15歳で西陣織の世界に入られました。
5年間機屋さんで修業をされて、その後は貪欲なまでにあちらこちらの機屋さんの暖簾をくぐって独学で勉強され、龍村美術織物や川島織物でも学ばれました。
独立されてから日本伝統工芸展に初出品・受賞をされ、その後も作品を出品し続けて各賞を受賞。
正会員になられ、1995年に「羅」、そして2000年には「経錦」の重要無形文化財保持者に認定されました。
対極にあるような2種類の織物で人間国宝になられるという事は快挙とも言えますが、それはすべての織物を熟知されて、高い技術で取り組まれているからという事以外の何物でもないと思います。
デザインも独自のセンスでされますので、伝統的な図案からなるものでもオリジナリティが感じられ、常にその時代にお着物を着る人の心に沿った美しい織物を創作され続けています。
こちらは丸くディフォルメされた菊のお花が金銀の糸で織り出された、純フォーマル用の袋帯です。
第一礼装に一段と格と豪華さを醸し出してくれそうな存在感と豪奢さのある作品です。
黒留袖、色留袖、訪問着のお着物と合わせてフォーマルなお席へご出席にいただきましても安心感のある素晴らしい装いとなる事でしょう。
また個性的な訪問着などと合わされますと、パーティーなどのお出かけにも素敵な模様と光沢で一段と目を引くと思われます。
フォーマルの袋帯でありながら必要以上の堅さはなく、分けられた菊の花びらは扇のようにも見えたり、蝶々のようにも見えたりと、どこかふんわりとした優しいイメージがあります。
北村氏作品らしい品格とデザインにもお洒落さがにじみでています。
このタイプの袋帯は何本も必要ではないかもしれませんが、良いものを揃えられますと、驚くほど色々なお召物に合わせていただけて、長くご愛用いただけます。
そういった意味でも非常におすすめの逸品です。
未着用品。
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