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【商品説明】
多彩な沖縄の染織品の中でも染めは紅型染に集約されています。
紅型の作家さんも多くいらっしゃいますが、広くお名前を知られている代表的な方々はそれぞれに個性が豊かで、同じ紅型染でも一目でそれとわかる特徴を持っているのはすごい事だと、良い作品に出会うたびに改めて感じさせられます。
その作家さんのなかでも希少性が高い藤村玲子さんの作品が昨年に続いて手に入り、こうしてご紹介できる事は嬉しく思えます。
特にこちらは、手元に置いて時々手に取って拝見している作品集の表紙になっている「あざみ」という作品で、それに気が付いた時にはとても驚いてしまいました。
少し紫味のあるシックなグレーの地に、色とりどりに流線形で描かれたのびやかな葉はリアルで躍動感が感じられ、それと対照的に小さなお花が２つずつ描かれ、可愛いらしさが表現されています。
藤村さんの作品は厳しさを乗り越えられた方が持つやさしさのような、不思議なおおらかさが感じられ、見入ってしまいます。
安定感のある図案と、型を彫るのがお好きだったという事がわかるきっちりとした美しい輪郭の線、静かな中に底光りしているかのような独特の力強さと華やかさがあります。
こちらは単衣のお仕立てとなっていますので、ちょうどこれからの季節に、そして秋にもお召しいただけます。
紅型染のお着物としては少し珍しい、心が落ち着きそうな大人の装いならではのお洒落さがあります。
模様の中の1色をとって帯合わせをしていただきますと素敵なコーディネートをお楽しみいただけそうな、大変希少なおすすめの逸品です。
未着用品。
【藤村玲子】
10代の初めに紅型の第一人者でもあった故・城間栄喜氏に師事し、染めの勉強を始められました。
類まれな才能を発揮され、20代で独立。首里に工房を持たれ、琉球紅型の復元、舞踊衣装などを手がけられました。
伝統工芸展入選をはじめ各賞を受賞され、1997年には県指定無形文化財「びん型」保持者に認定。
99年には沖縄タイムス芸術選賞大賞を受賞、2002年に伝統文化ポーラ賞・優秀賞、09年に沖縄タイムス賞などを受賞され、ご活躍されました。
地の色は桔梗鼠「#5e5c66 color-sample.com」、
模様の色は紫鳶「#331f25 color-sample.com」、
留紺（とめこん）「#17284d color-sample.com」、
赤墨「#3f312b color-sample.com」、
鉄色「#1f332f color-sample.com」をご参照下さい。
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