【商品説明】
「いつの世までも末永く」という意味のある4つと5つの花びらの花織が織り込まれた喜如嘉の芭蕉布の八寸名古屋帯です。
地の部分と同じ糸で織られた花織はキラリと光沢をたたえて、渋みのある緑・根岸色と赤味のある薄茶・丁字色に染められた糸で織られた花織は全体を重みのあるものとしているように見えます。
沖縄本島の北、那覇から車で約2時間の距離にある大宜味村喜如嘉の芭蕉布会館をお訪ねしますと、隅々まで手の行きとどいた綺麗な芭蕉の畑を目にしてまず感動します。
そこで約3年育てられた2mくらいの背丈の芭蕉を収穫し、皮をはいで灰汁で煮て不純物を取り除きます。
そこから繊維を取りだし、細かく裂き、苧績み(ブーミ)をして長い一本の糸にしていきます。
その後にもいくつもの工程を経てやっと機にかけられます。
そうして手仕事の積み重ねで出来上がる芭蕉布も、宮古上布や越後上布と同じく、品質の良いものは生産数が少なくなってきているそうで、大切に扱っていきたいと思ったりします。
連なる花織の姿がとても可愛く、夏の着物ライフを楽しみに思えるような魅力を感じられます。
夏紬のお着物や、上布などの麻のお着物としっとりとなじんで、素敵な着こなしをお楽しみいただけそうな存在感のある作品です。
地の色は白茶「#CEB79A color-sample.com」、
花織の色は丁字色「#A8683A color-sample.com」、
根岸色「#525E42 color-sample.com」
をご参照下さい。
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