【商品説明】
今年は思ったほどの残暑もなく、段々と過ごしやすい気温になってまいりました。
秋はもうすぐそこまでといった季節に、少し工芸的な作家物などのお着物を何点か順番にご紹介させていただきたいと思います。
透き通るような明るい水色の地に、少し濃い藍色が段暈しの絣で織り込まれ、そこにくっきりと表された同系色の格子が重なるように織り出された、とても綺麗な紬のお着物です。
格子のふちに添えられた檜皮色の線がとても効果的で、それが交差するところは灯りがともったようにぼんやりと明るく感じられます。
マルマナコのような入子菱の模様が織られた地は、シンプルな藍の濃淡の段暈しや格子の模様に複雑さを添えているようで、平山さんならではのセンスと技術の高さが感じられます。
同系色をセンス良く配置される事で、これほどまでに魅力的な織物になるのかと改めて驚かされました。
お気に入りの染め帯を合わせて軽快に街へお出かけいただきたいおすすめの逸品です。
お仕立て替え済。
地の色は水色「#bce2e8 color-sample.com」、
段の絣の色は青藍「#334966 color-sample.com」、
格子の色は深縹(こきはなだ)「#2a4073 color-sample.com」、
檜皮色(ひわだいろ)「#965036 color-sample.com」
をご参照下さい。
|