【商品説明】
藍味のあるグレー・舛花色の地に、下前から肩口に向かって桜の木の幹がのびやかにドンと描かれ、その幹の伸びきった先から渦を巻くように桜の枝が枝垂れ、満開にお花を咲かせている様子が友禅で描かれた訪問着のお着物です。
近年稀に見るといって良いほど見事なボリューム感のある、たっぷりと模様が描かれたお着物です。
大胆な構図と流れのあるデザインを抑えた色数で品格のある作品として完成される、日本工芸会正会員・生駒暉夫さんの力作といえる素晴らしい作品です。
少し紫味のあるピンク・淡紅藤色と浅紫色の濃淡のお花が爽やかな華やかさを醸し出していて、白い輪郭には部分的に、しかしかなりの量の手刺繍が施され、金糸、銀糸も加わってゴージャスな雰囲気が溢れています。
前面も同じく桜の花が咲き乱れていて、見どころの多い作品となっています。
お花は大きく描かれて彩色された桜、その向こう側にはモノトーンで描かれたお花、白で小さく描かれたお花と、遠近感を感じられ素敵です。
広げて見ているだけでも心が引き込まれそうな迫力と、桜の季節を待つわくわく感とが全体から押し寄せてきます。
是非実物をご覧いただきたい、素晴らしいおすすめの逸品です。
【生駒暉夫】
1954 長野県佐久市に生まれる
1972 友禅を森藤一郎に師事
水墨画を井原優山に師事
武蔵野美術学園卒業
1984 独立、作家活動開始
1991 伝統工芸新作展(現東日本伝統工芸展)初入選
1993 日本伝統工芸染織展初入選
1995 日本伝統工芸展初入選
2000 日本工芸会正会員認定
東京都染芸展「東京都知事賞」「染芸大賞」受賞
長野県染織作家展「長野県知事賞」受賞
個展多数開催
地の色は舛花色「#8f9cb3 color-sample.com」、
幹の色は灰青「#abb0b3 color-sample.com」、
枝の色は御召御納戸「#4c6473 color-sample.com」、
花の色は淡紅藤「#e6cde3 color-sample.com」、
浅紫「#c4a3bf color-sample.com」
、
葉の色は萌葱色「#004d3b color-sample.com」
をご参照下さい。
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