【商品説明】
八重山上布といいますと、昭和の頃の白地にクール(紅露)で捺染した茶色の絣のものが広く知られていますが、ここのところは工芸作家さんの手による多彩な色使いの縞や絣のものも目にするようになっています。
また、古くは「人頭税」のあった江戸時代から大正期までは草木染のものもつくられていたそうです。
こちらは琉球藍の地色が冴えた印象で、その藍地にヒキサギーの白い絣が映えた八重山上布のお着物ですが、段変わりの部分に濃い赤味のある焦茶・黒鳶色のツバメの絣がチャーミングさを添えて、模様に流れを生んでいるようです。
盛夏には白い襦袢が少し透けて見えますが、濃い色のお着物が透けるという、日本の着物の世界ならではの効果でより涼やかな印象となって、夏の装いをさらに魅力的なものとしてくれそうです。
お盆を過ぎた頃から9月前半までは、薄紫色や水色、グレーなどの色のある襦袢を合わされますと、また雰囲気が変わって素敵です。
衿や襦袢や帯合わせを変えられて、違った雰囲気の装いをお楽しみいただけるのも濃い色の上布の特徴です。
濃い琉球藍に手括りの絣の足がぼんやりと伸びて素敵な表情を醸し出している、夏の憧れのような魅力的なおすすめの逸品です。
未着用品。
地の色は紺藍「#1b1a33 color-sample.com」、
絣の色は白梅鼠「#e5e4e6 color-sample.com」、
黒鳶「#432f2f color-sample.com」
をご参照下さい。
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