【商品説明】
原始布のひとつである芭蕉布は、長い歴史の中で、身近な植物に手を加えて糸にして織り、布として完成させるという作業を連綿と伝えられてきました。
それは戦争という悲惨な歴史を経て、形を変え、途絶え、そして復元され、現在も進化し続ける素晴らしいものです。
福木で染められた少し黄色味のある飴色のような魅力的な色の糸を地にして、琉球藍で染められた紺色が交差し、車輪梅のこげ茶と段変わりに素敵な発色で格子を構成しています。
全体的にシックな色調となっていて、藍系の宮古上布などとお合わせになるとどんなに綺麗でしょうと想像してしまいます。
また、反対に白系の八重山上布などにも美しく合うことでしょう。
自然な色合いであることで、いろいろな天然素材の夏のお着物によく合いそうで、思わずイマジネーションが広がってしまいます。
あまり目立ちませんがロートン織も加えられていて、動きによって変化する光沢も綺麗です。
ちょっと上級者的な抑えたトーンがとても素敵な、おすすめの逸品です。
香染(こうぞめ)「#ad7d4c color-sample.com」、
涅色(くりいろ)「#554738 color-sample.com」、
褐返(かちかえし)「#203744 color-sample.com」
をご参照下さい。
|