八重山上布 段変わり浮織開名古屋帯
日本工芸会正会員 新垣幸子作

商品番号 r1917 - 110058
未着用品
販売価格 有難うございました

長さ 3 m 72 cm
太鼓巾 31.2 cm
前巾 cm

商品説明
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【商品説明】
多彩な沖縄の染織文化の中でも織物の種類の多さには驚きますが、特に夏の装いを彩る宮古上布や八重山上布、芭蕉布といった自然の植物から作り上げられたものは、絹織物とはまた違った魅力を感じられます。
今回は宮古上布と八重山上布の名古屋帯が入荷いたしましたので、何点かご紹介させていただきます。
八重山上布は、近年では白地に紅露(クール)で捺染した茶色の絣のものが広く知られていますが、もうひとつ、古くは人頭税という制度があった江戸時代から大正時代まで生産されていた「紺嶋上布」と呼ばれる、手績みの苧麻を草木で手括りによって染め、手織りをした八重山上布があります。
後述のものはその後の量産体制によって姿を消していったようですが、新垣幸子さんは1970年代に日本民芸館で「紺嶋上布」の資料と出合われ、民芸館の勧めもあったようで、古代の八重山上布の制作手順に沿った創作を始められました。
そのことを基本に創作活動をされる新垣さんの作品は、独特の個性と奥行きを感じられることから高く評価され、人気を誇っています。
透明感のある黄緑・山葵色の地に、同系色の少し濃い色・緑青色の段が織られ、そこには四角い絣が並んで、その上下には可愛い色使いの浮き織が織り出されたもので、絣織と浮き織の重なる模様が全通で織られた非常に凝った作品となっています。
手括りの絣の模様に浮き織や花織を加えられるのも新垣さんの作品の特徴のひとつですが、こちらはその中でも力作といえるでしょう。
藍の宮古上布や、今回別でご紹介させていただいている黄色の宮古上布などにも素敵に合わせていただけますし、縞や絣のお着物にも楽しくお合わせいただけることと思います。
実際にお召しいただきますと、ちょっと目を引く素敵な複雑感がとても魅力的なおすすめの逸品です。
未着用品。

地の色は山葵色「#a2bf86 color-sample.com」
段の色は緑青色「#47885e color-sample.com」
絣の色は紅樺色「#bb5548 color-sample.com」
金糸雀色(かなりあいろ)「#ebdd75 color-sample.com」
浮き織の色は胡桃色(くるみいろ)「#a86f4c color-sample.com」
焦茶「#4d342b color-sample.com」 をご参照下さい。