【商品説明】
大正から昭和中期の長きに渡り、正倉院をはじめとする日本の古い染織品の研究をされ、「羅」と「有職織物」の復元によって重要無形文化財技術保持者となられた、喜多川平朗氏の九寸名古屋帯です。
8世紀初頭に緯錦の技法が日本に伝わり、正倉院裂にも多彩な文様が見られるようになったとされています。
西陣の織物にはそういった伝統的技法を研究し、復元されたものが数多くあります。
当然の事ではありますが、その中でも喜多川平朗氏の作品は群を抜いた完成度の高さがあり、ぐっと目を引かれます。
こちらの名古屋帯も美しい黄櫨染色の地に多色使いで華文や鳥が織り出され、雅さとボリューム感がありますが、凹凸感のない紹巴織で表されている事によって品格のある美しさを醸し出していて、名古屋帯でありながらかなりの格調の高さが感じられます。
訪問着から附下、江戸小紋、地紋無地、お召織など、様々なフォーマルのお着物にすんなり溶け込んで、品の良い華やかさを演出してくれる事と思われます。
華文を取り巻く青い鳥の姿も愛らしく、全体的にはお着物の世界ならではの華やかさと古典の荘厳な美しさを持った大変おすすめの一点です。
地の色は黄櫨染(こうろぜん)「#994d26 color-sample.com」、
華の色は練色「#ede4cd color-sample.com」、
鶸萌黄(ひわもえぎ)「#608033 color-sample.com」、
水浅葱「#80aba9 color-sample.com」
をご参照下さい。
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