【商品説明】
小島悳次郎さんは昭和17年より芹沢門下に入門され、染色家として型絵染の世界に入られました。
戦争を挟んで非常にご苦労をされ、しかしながらその中で独自の研究、創作を続けられ、後世に残る数々のオリジナリティ溢れる素晴らしい作品を残されました。
小島悳次郎さんはインドに旅行に行かれた時に、出会った人々をカメラに収められたそうですが、荷物を運ぶ人、道端に座ってものを売る人、立ち話をする人たちなどを型絵染で描写されたものだそうです。
人々の間に小さなリスやオウム、モスクのような建物、壺やお花などが散りばめられて、インドの町の風景を想像できるような楽しい図案となっています。
人物を染められた部分は黄唐茶色の顔料で重ね染めをされて、その部分だけワントーン渋さが出ていて、模様にメリハリを感じさせる効果がもたらされているようです。
こちらのシリーズのお着物は1978年・52回国展に出品されています。
その当時の型絵染のモチーフとしても斬新で目を引いたと思われる、オリエンタルな雰囲気が現在でも新鮮に感じられる秀作です。
お太鼓の左上に染料とびが見られます。
地の色は象牙色「#f8f4e6 color-sample.com」、
柄の色は黄唐茶(きがらちゃ)「#b98c46 color-sample.com」、
赤褐色(せっかっしょく)「#683f36 color-sample.com」、
老竹色「#536646 color-sample.com」、
赤橙(あかだいだい)「#ea5506 color-sample.com」、
抹茶色「#c5c56a color-sample.com」、
タレの色は濃紅(こいくれない)「#a22041 color-sample.com」
をご参照下さい。
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