本場黒八丈着物
山下八百子作

商品番号 r1967 -
リサイクル品
販売価格 有難うございました

身丈 168 cm 前巾 24.5 cm
裄丈 69 cm 後巾 30 cm
袖丈 49 cm

商品説明
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【商品説明】
本場黄八丈は、主に「黄」「樺」「黒」とその中間の色に染められた糸を、状態を見ながら使用して手織りで織られます。
ほとんどが島内に自生している植物染料による草木染で、黄色は八丈刈安(コブナ草)、樺色はマダミ(タブの木)の樹皮、黒色は椎の木の樹皮と沼浸けで染めて行きます。
黒い本場黄八丈、墨色ともいえる黒色染料はスダジイと呼ばれる椎の木の皮から得られますが、タブノキと同様に潮気に強い樹木で、八丈島の険しい海岸沿いの森にもたくさん茂っています。
スダジイの皮を剥いで束ねて乾燥させて、それらを煮詰め煎じた汁でフシヅケしますが、毎回新しい煮汁で漬けるため、とても手間のかかる作業です。
媒染作業は島の泥を使った泥水を使います。泥の中に含まれる鉄分が,絹繊維と植物染料の結合をさらに強くするそうです。
黒色は沼浸けと呼ばれ、大島紬や久米島紬などでも使われる手法ですが、八丈島の泥からも独特の黒味を帯びた糸が染まります。
人々の手によるこうしたたくさんの工程を経て、この綺麗な糸は染めあがっていきます。
こちらの縞のお着物はその黒を濃淡に染めて、お洒落な縞に織り出されたものです。
自然の植物や鉱物で染められた黒とグレーはとても柔らかな表情をしていて、そして独特の美しい光沢を放っています。
帯は本当に広い範囲でお合わせいただけると思いますので、その日の気分やお出かけ先によっていろいろとアレンジを変えてお楽しみいただくと良いと思います。
いつかは一枚と思える、憧れのような、そして希少性も高い黒八丈の素敵な色使いのおすすめの逸品です。

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