【商品説明】
人間国宝・喜多川俵二さんは、お父様であり、同じく人間国宝であった喜多川平朗氏と共に、長きに渡って有職織物の伝統を守り、研究を重ね、数々の作品を世に出されています。
8世紀初頭に緯錦の技法が日本に伝わり、正倉院裂にも色とりどりの多彩な文様が見られる様になったとされています。
西陣の織物にはそういった伝統的技法を研究し、守り、復元されたものが数多くあります。
喜多川さんの運営される織元俵屋さんでも、代々長きにわたってにわたって「有職文様」や「羅」などの伝統的な織物を継承していらっしゃるようです。
こちらは象牙色の地に同色の七宝繋ぎの文様が織られ、重なるように藤のお花をアレンジした花菱の文様が織り出されています。
花菱の模様は滅紫色・木蘭色・薄緑色・東雲色のやわらかい色調のお色の糸で華やかに織られ、お太鼓の形にされても均整の取れた美しさが目を引きます。
有職文様とは平安時代後期から近世まで、公家装束や調度に用いられた文様を織り出したものです。
こちらの二陪織も貴族の高位の人々の装束であった織物ですので、格調の高さは格別で、その佇まいも独特の品格を持っています。
附下のお着物・地紋無地のお着物・江戸小紋・地紋お召し織のお着物などとお合わせいただきますとまた素晴らしく品格のある装いをお楽しみいただけることと思います。
普遍的な価値観と美しさを誇るおすすめの一点です。
地の色は象牙色「#f8f4e6 color-sample.com」、
模様の色は滅紫(けしむらさき)「#594255 color-sample.com」、
木蘭色(もくらんじき)「#c7b370 color-sample.com」、
薄緑「#69b076 color-sample.com」、
東雲色(しののめいろ)「#f19072 color-sample.com」
をご参照下さい。
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