【商品説明】
18世紀の頃から織られていた知花花織、沖縄本島の中心部に位置する事もあり、早くから花織の技術が伝わったようです。
知花花織は、首里の花織や読谷山花織とは違って、縦方向に連続して浮く経浮花織(たてうきはなおり)の模様が特徴的です。
古くは旧暦の8月の馬乗り競技などに使われるお祭りの衣装として織られていましたが、古い資料や写真などでも見られるような、藍染の木綿に赤と白の花織が鮮烈に織り出されたものが主流だったようです。
近年では若い織り手さんたちも育ち、現代の装いに適したいろいろな色合いや模様のものが織られています。
こちらは透明感のある淡い卵色・女郎花色の地に、経糸に若葉色、枯草色、鳩羽色などの色糸が花織の模様を描きながら美しく織り込まれています。
他の地域の花織とはまた違った個性を持っていて、気品のある佇まいとなっています。
全体の模様となっていますが、帯次第である程度の格のある着こなしをしていただけると思います。
少し格高な袋帯や名古屋帯と合わせても素敵な装いをお楽しみいただけますし、カジュアルなシーンで紅型染や型絵染の名古屋帯などと合わせるのも良いのではないでしょうか。
浮織の花の糸がキラキラとして華やいだ雰囲気のある、個性的なおすすめの珍しい逸品です。
未着用品。
地の色は女郎花(おみなえし)「#ffffe6 color-sample.com」、
縞の色は若葉色「#b9d08b color-sample.com」、
枯草色「#e4dc8a color-sample.com」、
鳩羽色「#95859c color-sample.com」
をご参照下さい。
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