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【商品説明】
年に1、2枚出会えれば嬉しく思えるほどに生産数が少なく、またお持ちの方がその着心地の良さから手放される事も少ない、希少性の高い本場夏結城の無地の単衣のお着物です。
こちらは本場結城紬織物保存研究所の野村福一氏と野村キミ夫妻の研究によって開発されたもので、重要無形文化財の結城紬の糸をより細く平らに形成、それに20%の極細の苧麻糸を加えて最高の技術を持つ人が軽やかさのあるものに織り上げる事で完成される本場夏結城紬です。
小さな亀甲絣で楓の葉が重なる様子が織り出された藍色の夏結城紬は、手に触れているだけでも心地良く、大変軽くて最高級の着心地をも物語っているようです。
今年は幸せな事に、無地のものと、こちらの絣のタイプのものの2点入荷いたしましたので、それぞれの個性を見比べていただける事も嬉しく思います。
絣のものはどうしても工程の数が多くなり、絣を合わせながら織っていかなければならないため技術を要します。
一方で全体無地のものは一反分をすべて均一な糸をそろえて、織りの力加減も変えずに織らなければならないため、やはり熟練の技術を要します。
いずれにしても一朝一夕にできるものではなく、糸作りにしろ、染めにしろ、織りにしろ、たくさんの技術者の手を経て完成されるものといえます。
こちらのような藍色のお着物ですと帯合わせは難しくありませんので、お洒落袋帯やすくい織の名古屋帯、間道手、吉野格子などのシンプルな帯、季節のものをモチーフにした染めの名古屋帯や型絵染、紅型染めの工芸的な帯を合わせるのも良いのではないでしょうか。
初夏にも初秋にも、着心地の良さで重宝される、希少性の高いおすすめの逸品です。
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