【商品説明】
グレー味のあるベージュ・絹鼠色の薄手の紬地に、網干の模様がポンと置かれ、ハマヒルガオのお花が蔓を広げて咲いている様子が色とりどりに描かれ、そばには小さな貝が添えられて、海辺の風景を思わせる図案となった紅型の単衣のお着物です。
歴史と伝統のある琉球紅型は、琉球王朝の時代から高貴な婦人の礼装用として用いられていましたが、戦争を挟んで作家の方々もご苦労されながら伝承を続けられ、近年では伝統的な模様と並んで、様々な表現も自由に広がってきています。
また紅型といえば思い浮かぶような強い色使いも少しソフィスティケートされて、取り入れやすくなっているように見えます。
こちらは一方附の柄付けで総柄の小紋より一段格が高く、安定感もある模様のお着物です。
少し離れて見ると網干の模様が船の帆のようにも見えたり、ハマヒルガオの蔓が流水のように見えたり、海原の様な動きのある模様に見えるのが不思議です。
小さなお花の花びらの隈取が丁寧に入れられていたり、小さな貝もいろいろな色で染め分けられていたりと、見どころも多く、傾向的には宮城里子さんの作品に近いとも思うのですが、判明しませんでしたのでお値打価格とさせていただいております。
帯合わせは、単衣の早い時期には真綿紬的な無地感覚の八寸名古屋帯やポイント柄の名古屋帯、もう少しシーズンが進みましたら透け感のある九寸名古屋帯や透かし織や羅の帯を合わせていただくと良いのではないでしょうか。
小物は模様の1色を取って、色を効かせると良いと思います。
紅型の単衣という、とても贅沢感のある、これからの季節に最適なおすすめの逸品です。
未着用品。
地の色は絹鼠「#dddcd6 color-sample.com」、
花の色は藍色「#165e83 color-sample.com」、
紅消鼠「#524748 color-sample.com」、
青朽葉「#ada250 color-sample.com」、
葉の色は革色「#475950 color-sample.com」、
藍鉄「#393f4c color-sample.com」、 、
網干の色は榛色(はしばみいろ)「#bfa46f color-sample.com」、
鼠色「#949495 color-sample.com」、
をご参照下さい。
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