【商品説明】
ちらは重要無形文化財「有職織物」の技術保持者である喜多川俵二氏作のお花の模様が紹巴織で織り出された九寸の開名古屋帯の作品です。
室町時代から500年続く織屋である俵屋さんの当主で、父であり同じく人間国宝であった喜多川平朗さんからの教えを受け、伝統を守りながら独自の研究と創作を続けてこられました。
俵屋さんは能装束に用いられる唐織や、公家装束や調度に用いられる有職文様などを得意とされる織屋さんです。
帯にも独特の格調高さがあり、身に着けますと大変品格のある装いを実現してくれる素敵な作品が多かったのですが、残念な事に帯の制作は数年前におやめになったと聞きました。
そんな中でも、少しカジュアルさも感じられ、個人的にも好きな作品が手に入りましたのでご紹介させていただきます。
今回偶然にも色違いが2点入荷しましたが、俵二さんの作品の中でもそんなに頻繁に出会う事はないものですので、お探しの方には是非ご覧いただきたいと思います。
こちらは抹茶色を少し薄くしたような松葉色の地に、明るいベージュ・白橡色のお花が散りばめられた、シックな雰囲気の素敵な紹巴織の開名古屋帯です。
このシリーズの俵二さんの帯は、志村ふくみさんや洋子さんもご自身の作品と合わせて著書にも登場されているほどで、工芸的な紬のお着物にもお合わせいただけます。
もちろん柔らかい素材のお着物ともお合わせいただけますので、活用範囲は広いのではないかと思います。
お茶会やお稽古事から、音楽鑑賞や美術鑑賞、観劇、またカジュアルなパーティーやお食事の会、そして普段のお出かけまでお召しいただけます。
シックな中にも控えめな華やかさと気品が感じられるおすすめの一点です。
裏面は黒の無地の綿生地が使用されています。
地の色は松葉色「#55663c color-sample.com」、
花の色は白橡(しろつるばみ)「#cbb994 color-sample.com」
をご参照下さい。
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