【商品説明】
地金通しで、パステルトーンの淡い色使いの榛色、柳茶色、退紅色、水浅葱色、紅藤色の5色の糸で段変わりに織り出された地に、金、白、色の箔糸で花の模様が織り出された素晴らしいしょうざん製の袋帯です。
図案家でありながら、デザインにとどまらず西陣の世界に新しい風を吹き込まれ、古典の復元であっても新鮮でその時代の装いに沿ったものづくりを目指され、クオリティにもとてもこだわられた徳田義三さんの代表的な作品です。
徳田さんは正倉院の三纈といわれる「蝋纈」「夾纈」「纐纈」の中でも「夾纈」の模様を非常に好まれ、デザインに取り入れられていた様です。
こちらの帯も夾纈で染められた図案を織りで表されたもので、言葉では「織りで表す」と簡単に言ってしまえますが、実際にはかなり困難な事だったのではないかと推測されます。
夾纈の染めは、2枚の板に布を挟んで凸凹で色止めをして模様を出していくそうですが、その古代の染めの素朴さがとても上手く表現されているようで、改めてすごい事だと思わされました。
この匠の技で織り上げられたような素晴らしい作品は、晴れのお席でもきっと目を引く輝きを放つ事でしょう。
留袖や訪問着に合わせて結婚式やパーティー、お茶会から、柔らかい素材の色無地や格高小紋に合わせて芸術鑑賞やお食事会などまで華やかにお召しいただけます。
身につけられた時にその存在感が現れるような、他では見られない個性の溢れる素晴らしいおすすめの逸品です。
榛色(はしばみいろ)「#bfa46f color-sample.com」、
柳茶「#a1a46d color-sample.com」、
退紅(あらぞめ)「#d69090 color-sample.com」、
水浅葱「#80aba9 color-sample.com」、
紅藤色「#997c8f color-sample.com」
をご参照下さい。
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