紫根染木綿絞り道中着

商品番号 k1130
お仕立て替え済
販売価格 有難うございました

身丈 110 cm 前巾 cm
裄丈 66 cm 後巾 cm
袖丈 46.5 cm

商品説明
※下の1、2枚目の写真をクリックすると大きい画像をご覧いただけます。

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【商品説明】
今年の秋は早くから気温が下がった事もあり、帯付きでお出かけの方が少ないように思われます。
近年は、年間を通してちりよけなど何かしら羽織りものを着られる方が多い傾向にあるようです。
店頭では羽織もコートも充実して取り揃えておりますが、ホームページでは少し珍しいものをご紹介していきたいと思います。

王朝時代から帝の御衣として用いられてきた「南部紫根染」、古くは万葉集にもその名前が度々登場します。
世界的に見ると「貝紫」も皇帝のみが身につけられる色とされ、同じく紫は禁色とされるほどでした。
他の色とは違い、染めるために技術と時間を要する事から希少性が高く、また独特の品格と魅力のある色、さらに薬効性などもその理由となっているかもしれません。
江戸期に入ると、高位の女性の衣装などの友禅染の地染めに、部分的に絞り染めで鮮やかに紫根染が入れられたものも見られます。
そういった点から江戸時代には栽培までされるほどだったそうですが、明治期に入ると産業革命的に工業製品が台頭し、染料も科学的なものの発色の鮮やかさや手軽さにとってかわられていきました。
紫根染に限りませんが、草木染全般が激減していった結果、紫根染の染料とされる原料の草「ムラサキ」は絶滅危惧種になってしまったほどです。

こちらは木綿の紫根染の道中着ですが、少し前のものをお手入れして道中着コートにお仕立てをいたしました。
カタバミが重なったような、六角形のお花のような形の模様が絞りで繰り返し染められています。
紫の色が年数を経てこっくりとした深い色になっていて、落ち着いた素敵な雰囲気があります。
時代的に布幅が少し狭いなどの事情から、裄丈、袖丈がやや短めとなっています。そのため少々お値打ち価格とさせていただいております。
一番上に着られるコートはお気に入りのものが良いですね。
その点でもちょっと珍しく、とても贅沢感のあるおすすめの一点です。
お仕立て替え済。
濃色(こきいろ)「#332738 color-sample.com」をご参照下さい。