首里の花織 格子全通九寸名古屋帯地 国画会会員 ルバース・ミヤヒラ吟子作
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商品番号 m0109
首里の花織 格子全通九寸名古屋帯地
国画会会員 ルバース・ミヤヒラ吟子作

販売価格 有難うございました

 

首里の花織 格子全通九寸名古屋帯地
国画会会員 ルバース・ミヤヒラ吟子作

かつて琉球王朝が栄え、首里が王府であった時代より、琉球の染織品はその多彩さでも技術のレベルの高さでも、世界中探しても類を見ないほどに素晴らしいものであった事と思います。
現在ではその一部が多くの人々の手によって研究、復元され、それを垣間見るだけでも感動させられる事を思えば、その時代には想像もつかないほど素晴らしいものであったのだと思います。
その染織品の歴史の中でも代表的なものの一つである花織ですが、17世紀中盤に浮織が中国より伝わり、それが変化していったもののようです。
首里で織られ、染められたレベルの高い珍しい染織品は、王府時代衣服制度が厳しく高い位の人にしか身につける事を許されなかったそうですし、首里の織物を織る事もそういった士族の女性など高位の人々の間にたしなみとして受け継がれていったもののようです。
そしてその後の歴史の中で消えていったもののひとつでした。
こちらは花織を含め、首里の織物を復元される事に尽力された、人間国宝でもある宮平初子さんのお嬢様であり、ご自身も沖縄県指定無形文化財保持者であるルバース・ミヤヒラ吟子さんの作品です。
今回は偶然にもお母様である宮平初子さんの作品も入荷しておりますので、違いを見ていただくのもまた楽しみかと思います。
山吹茶色と菜種油色、そして萌黄色の主に3色が織り成すハーモニーが美しい花織の帯地です。
少し複雑な市松格子の地に、可愛い丸い図案と格好良い四角の図案が交互に並んで配置されています。
琉球絣の場合は四角と丸のような柄の組合せのものを縁起の良い夫婦柄と言うそうです。
いずれにしてもバランスの取れた柄という事なのかもしれません。
可愛く安定感のある素敵な模様です。
同系色の浮織による光沢で、角度によってニュアンスのある色に変化して見えるのもひとつの魅力と言えます。
大変お洒落な、この秋におすすめの素晴らしい逸品です。
山吹茶色は「#c89932 WEB色見本 和色大辞典」を、
菜種油色は「#a69425 WEB色見本 和色大辞典」を、
萌黄色は「#a1b255 WEB色見本 原色大辞典」をご参照下さい。

※こちらはお仕立の加工代金を含めた販売価格となっております。
 (特殊なお仕立・加工をご希望の方はお問い合せください。)

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