【商品説明】
立花長子さんは洋画家を目指して勉強された後、昭和12年より芹沢_介さんに師事して型絵染を学び、2年後の昭和14年には国画会工芸部で入選されるという、並はずれた芸術的才能をお持ちの方だったようです。
野の花や昆虫を描いたデザインは個性的で愛らしく、どれもそれまでになく、そして優れたデザインであったり表現であったりして、近年活躍されている型絵染作家の方々にも多大な影響を与えられています。
その作品は人々の心に沁み込むような温かさと優しさを持ち、なんといってもお洒落で、長年多くのファンを魅了し続けています。
今回、未仕立ての状態のものが数点手に入りましたので、新年にふさわしく華やかで工芸的な趣があり、これからの季節に向けてご覧いただくのに楽しいのではないかと思い、ご紹介させていただきます。
こちらは一面に咲き競うように群生したコスモスのお花が、隙間がないくらいにびっしりと描かれた紬地の名古屋帯の作品です。
座繰りの糸の節が面白い紬地に、独特の発色のピンクの顔料・洋紅を濃淡で駆使されて、色とりどりにコスモスのお花が描かれています。
あちらを向いたりこちらを向いたりと、明るい淡いピンクから少しシックな薄紫色までお花の形も様々でとにかく可愛くて、お太鼓の形にしますと素敵な花束のようで是非身に着けてみたいと思ってしまいます。
秋になりますといろいろなところで群生するコスモスを目にする事ができますが、その場面を切り取ったようなこんな華やかな帯を街で締めている方を見つけたら後をついて行ってしまいそうです。
その季節を待ちながらワクワクするような素敵なモチーフのおすすめの一点です。
地の色は生成り色「#fbfaf5 color-sample.com」、
花の色は真紅「#a22041 color-sample.com」、
石竹色「#e5abbe color-sample.com」、
二藍「#664062 color-sample.com」、
緑黄色「#b3a514 color-sample.com」、
桔梗鼠「#95949a color-sample.com」
をご参照下さい。
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