真っ黒という印象の黒・暗黒色の糸で、透かし織のようなゆらゆらとした経糸で、櫛漉きのように濡れぬきの織り方で織り出された生地に、白と深紫色で連なって咲く朝顔のお花が描かれた夏の九寸名古屋帯です。
朝顔をモチーフとしたものとしては少し生地が珍しいといえるかもしれませんが、少し早めの単衣の時期からお使いいただけますので、長いシーズンにご愛用いただけるのではないでしょうか。
白いお花は真っ白ではなく、少し白汚しのようなグレー味のある・白練色となっていますが、お太鼓の形になった時にはなんとも清々しく、キリッと映えて綺麗です。
濡れぬきの織り方で、芯の白が少し透けてニュアンスのある地色となって、程よい透け感が涼感を誘います。
やわらかい素材の楊柳の単衣から絽の小紋、また夏紬や麻のお着物と幅広くお合わせいただけて、季節を演出する着こなしをお楽しみいただけます。
初夏から夏用の黒地の帯は、ひとつお持ちになりますと活用がきいて便利ですので、そういった意味でもおすすめのお洒落な一点です。
未着用品。
地の色は暗黒色「#16160e color-sample.com」、
柄の色は深紫「#493759 color-sample.com」、
白練(しろねり)「#f3f3f2 color-sample.com」
をご参照下さい。
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