緑味のある濃いグレー・鉄御納戸色のみじん格子の紗の生地に、蝶々やトンボ、てんとう虫などが、一見すると絽刺しの刺繍かと思えるような織りで表された夏の九寸名古屋帯です。
お太鼓はまるで図鑑のようにカラフルに描かれていますが、前柄は露芝と虫かごという少し情緒のある模様となっていて面白く目に映ります。
夏から秋にかけてのお着物や帯の図柄のモチーフとして秋草や虫が使われることは古くからありますが、時代によってその取り入れられ方も様々で、こちらはどちらというと現代的といえるかもしれません。
シックな地の色に抹茶色や半色、そして花浅葱色や緑色といったカラフルな色使いで表されていてちょっと楽しい雰囲気になっています。
程よい透け感で、盛夏から秋口までお使いいただける素敵なおすすめの一点です。
地の色は鉄御納戸「#232c33 color-sample.com」、
虫の色は抹茶色「#c5c56a color-sample.com」、
枯野色「#d3cbc6 color-sample.com」、
半色(はしたいろ)「#a69abd color-sample.com」、
花浅葱「#2a83a2 color-sample.com」、
緑「#3eb370 color-sample.com」、
鳶色「#95483f color-sample.com」
をご参照下さい。
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