梅雨も明けて暑い日が続きますが、ホームページでは一足早く、お召し物に悩むことが多い9月にお使いいただけるアイテムを少しずつご紹介させていただきたいと思います。
少し節がある緯糸が使われた、適度な張りと透け感のある生紬の生地が、黒と亜麻色で大きく市松のような配置の色分けをされ、そこに更紗調の模様が染められた九寸名古屋帯です。
市松の境目は七宝繋ぎのような模様で仕切られ、疋田模様も入れられていています。
亜麻色の地色の方は紗綾型の模様で埋められ、それを背景にたわわに実をつけた葡萄と椿のお花があしらわれ、全体的にはシックなトーンでまとめられた、取り入れていただきやすい帯となっています。
生地の質感で見ますと、夏の終わり頃からお使いいただけそうな軽やかさがありますが、シックな色調と九寸名古屋帯であることで単衣の終わり頃までお召しいただけるのではないでしょうか。
ワントーンの模様ではありますが、お太鼓の形にされますと市松取の模様にメリハリの感じられる、素敵なおすすめの一点です。
地の色は亜麻色「#d6c6af color-sample.com」、
黒「#333333 color-sample.com」、
模様の色は檳榔子染(びんろうじぞめ)「#433d3c color-sample.com」、
紫鳶「#4d343c color-sample.com」
をご参照下さい。
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