梅雨も明けて暑い日が続きますが、ホームページでは一足早く、お召し物に悩むことが多い9月にお使いいただけるアイテムを少しずつご紹介させていただきたいと思います。
こちらは経緯ともに手漉き和紙で作られた糸を使って手織りで織られた八寸の開名古屋帯です。
経糸には松煙染めの明るいグレー・桔梗鼠色の糸、緯糸には未晒しの和紙本来の色の糸が使用されています。
手漉き和紙を5mmくらいの幅に切って、撚りをかけて糸を作りますが、その不揃いな糸で織られた風合いと2色の糸の織り成すニュアンスのある色合いが魅力となった手仕事の味わいを感じられる素敵な名古屋帯です。
紙布は盛夏以外はお使いいただけますが、軽く丈夫なことでも定評があり、また使い込むほどに愛着の湧く質感となって長くご愛用いただけるようです。
木綿のお着物などにもお合わせいただけますし、いろいろな産地の紬類のお着物や工芸的な作家物の紬とも相性よくお合わせいただけます。
またこちらは紅型染めや型絵染など、帯合わせに悩まれるようなお着物とも素敵に合わせていただけます。
無地感覚の取り入れていただきやすい色使いと、節の面表情が楽しいおすすめの一点です。
未着用品。
桔梗鼠「#95949a color-sample.com」、
白花色「#e8ecef color-sample.com」
をご参照下さい。
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