少し青味のある紫・滅紫色の地に、柿渋色、黄土色、草色、そして白などの色とりどりにペルシャ花文をアレンジしたようなお花が咲き、古代の蝶のような形をした蝶があしらわれて、印度やペルシャの模様のようなオリエンタルな雰囲気がある九寸名古屋帯です。
西陣の老舗である川島織物さんの作ですので、品質的にもとても良く、しっかりとした質感となっています。
ただ時代的に総丈が短かったため、手先から90cmのところに紫の共色の別布を足してお仕立てをしています。
ご着用時には表に出ず、長さも十分になり締めやすいと思います。
個性的な色合いはクラスの高い外国裂を連想するような存在感があり、名古屋帯ですが格もありますので、軽めの附下や江戸小紋、地紋無地のお着物などと合わせて少し改まった装いにも良いと思います。
反対に、お召織や紬のお着物と合わせてカジュアルダウンして、ちょっとしたお出かけにお召しいただくのも格好良さそうです。
個性的でありながら意外と活用もきく、おすすめの一点です。
未着用品。
地の色は滅紫(けしむらさき)「#332630 color-sample.com」、
草花の色は柿渋色「#80452e color-sample.com」、
黄土色「#c39143 color-sample.com」、
草色「#7b8d42 color-sample.com」、
蝶の色は白梅鼠「#e5e4e6 color-sample.com」
をご参照下さい。
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