横に少し節のある生紬の生地がグレー味のあるピンク・鴇浅葱色に染められ、少しディフォルメされたショウガと桜の花と小さな菱の模様が型絵染で染められた二部式の九寸名古屋帯です。
鴇浅葱色の地に藍味のあるグレー・藍鼠色と紺鼠色の濃淡で染められた色使いは、型絵染ならではの少し甘さのある雰囲気をちょっとクールな印象にしているようで面白く見る事ができます。
こちらの地色はいろいろなお着物とお合わせいただきやすい中間色ですので、ベージュ系でも茶系でも藍系でもグレー系でも、何でも合ってしまいそうです。
また生地の節の凹凸感が程よい存在感を放って、コーディネートもしていただきやすい事と思います。
ちょこっと民芸的な模様で、染色の技法的には工芸的で楽しくお召しいただける模様のおすすめの一点です。
お仕立て替え済。
地の色は鴇浅葱(ときあさぎ)「#99615c color-sample.com」、
模様の色は藍鼠「#6c848d color-sample.com」、
紺鼠「#44617b color-sample.com」、
栗皮茶「#6d3c32 color-sample.com」
をご参照下さい。
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