商品番号 o1838 - 116142 リサイクル品 販売価格 65,000円+税
春待ちな冬の情景を物語風に表された図案がとても素敵で、丁寧な手描き友禅で描かれたひとつひとつの模様が活き活きとして存在感のある、腰原淳策さんの素晴らしい九寸の開名古屋帯の作品です。 同じ緑でも新緑ではなく、冬にも葉を落とさない常緑樹を連想するような深い緑・千歳緑色の地に、中くらいの大きさの丸が6つ置かれ、その中に花菱や紗綾型、縞の模様と、白くふっくらと実をつけたネコヤナギや赤い実のなった南天、かわいいお花を咲かせた福寿草などが描かれています。 三代に渡り70年間、友禅の作品をつくり続けていらっしゃる腰原さんの工房では、一幅の絵を見るような美しさと、実際にお召しになる人に寄り添う美しさを求めて創作をされているそうですが、こちらの帯もその定義に沿った素晴らしい作品となっているようです。 やわらかい素材の小紋や地紋無地のお着物から、趣味性の強い工芸的な紬のお着物まで幅広く合わせられて、早春の装いをお楽しみいただける事と思います。 この地色はお着物合わせもしやすく、友禅のたおやかさがきっと優しい装いを演出してくれる、おすすめの一点です。 地の色は千歳緑「#254d33 color-sample.com」、 丸の色は梅鼠「#c099a0 color-sample.com」、 水浅葱「#80aba9 color-sample.com」、 若葉色「#b9d08b color-sample.com」、 花菱の色は菜種油色「#a69425 color-sample.com」、 沙綾型の色は滅紫(けしむらさき)「#594255 color-sample.com」、 花の色は黄金(こがね)「#e6b422 color-sample.com」 をご参照下さい。