都会的なセンスと色使い、そして良質でとてもお召しいただきやすい事でも人気の高い、織楽浅野さんの少し面白い模様の九寸名古屋帯が入荷いたしましたのでご紹介させていただきます。
縦7mm、横5mmの長方形が1マスになって、イラストロジックで描いた絵のような図案が広がる少しユニークな模様の名古屋帯です。
「アバカ」というタイトルがつけられていますが、アバカとはフィリピンの織物の素材でバナナの茎の繊維をなめして織る、日本でいえば芭蕉布のようなものです。
「なぜこのタイトルが?」と思いましたが、フィリピンの織物にもこちらの様な図案のものが見られますのでそれに取材したのかと思われます。
そういった少しエスニックな印象の模様となっていて、太子間道などと同じく古くに日本に渡ってきたもののイメージなのでしょうか。
同系色でまとめられたお洒落さは織楽浅野さんらしさがあり、いろいろなお着物とお気軽にお合わせいただけそうです。
柔らかい素材のお着物から紬系のお着物まで、広い範囲にお使いいただけるおすすめの一点です。
未着用品。
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