経糸には少し節のある糸が使われ、緯糸には2cmおきに縞のような糸が地模様のように織り込まれて段々になった味わいのある紬の生地に、お花の中心の雄蕊のような模様が描かれ、その周りを花びらのようにぐるりと囲む可愛いうさぎが手描きで描かれた、九寸名古屋帯です。
お話をしているようなうさぎや、向かいあったり、あっちこっちを向いているうさぎなど、とても愛らしい表情となっています。
後ろを向いているうさぎさんのふっくらとしたお尻やしっぽがなんともいえず可愛く、ほのぼのとした気分になります。
春先には、こんな気分の和むやさしい模様の帯を締めてお出かけになるのもまた良いのではないでしょうか。
象牙色のニュアンスのある紬地ですので、大島紬や結城紬、塩沢お召などの産地物の紬系のお着物と合わせるのも良いですし、小紋柄や縞、格子の紬のお着物と合わせるのも素敵だと思います。
街へのお出かけが一段と楽しくなりそうな、フワフワとした夢のある世界観がおすすめの一点です。
地の色は象牙色「#f8f4e6 color-sample.com」、
うさぎの色は鈍色(にびいろ)「#727171 color-sample.com」、
花の色は濃紅(こいくれない)「#a22041 color-sample.com」
をご参照下さい。
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