縮緬地手描「菊」名古屋帯 森口華弘作
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縮緬地手描「菊」名古屋帯 森口華弘作

重要無形文化財「友禅」保持者・森口華弘作。
少ししぼの大きめの真っ白な上質の縮緬地に、同じく真っ白な胡粉でひと筆ひと筆丁寧に細長い菊の花びらが何枚も描かれ、花の中心部分にはくっきりとした紫紺色の花びらが描き込まれています。
さらにその上に金彩が施され、静かな上品さが漂う、森口華弘さんの作品です。
白の花びらの部分は、平面に置いているとそれとわからないくらいなのですが、お太鼓の形に立てて見ていただくと、ぱっと花が開いたように大輪の菊が姿を現します。
お召しになられた時にその素晴らしさがわかるという、何とも洒落心のある素敵な名古屋帯です。
デザインから見て、後期の作品ではないかと思われます。
昭和の染織史に偉大な功績とお名前を残された作家さんの作品をあまり気張らずに帯で楽しめるのはちょっと幸せな気もします。
写真ではどうしても表現できない部分もありますので、是非一度実物をご覧いただきたく思います。

商品番号 r0292
縮緬地手描「菊」名古屋帯 森口華弘作
販売価格 有難うございました

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