源氏香に吹寄図日本刺繍袋帯
大きい写真を見る
 

源氏香に吹寄図日本刺繍袋帯

紗綾型の地紋の帯を蘇芳のぼかしの濃淡に染め、そのぼかしになる部分に大きく源氏香の模様を摺箔で描き、吹寄の松葉や梅の花を細やかな手刺繍で描いた、見事な袋帯です。
雅な情序的要素もありながら、お太鼓の形になった時にはとてもきちんとした、ある種緊張感の様なものが伝わってくる、完成された美しさが見られます。
日本刺繍の伝統を守り続け、後継者育成にも尽力された、斎藤磬氏の流れを汲む作品の様です。
伝統的に受け継がれた高い技術によって、丁寧に作られた力強い美しさと、無駄を省いたモダンさのある素晴らしい作品です。
先日ご紹介いたしました大彦製の帯は、染の素晴らしさを実感いたしましたが、今回は日本刺繍の繊細な美しさに感動いたしました。
新春のお集まりの会などに、大変上品に華やいで、見る人の目にも楽しいおすすめの逸品です。
未着用品。
(長さ)4m28cm×(太鼓巾)30.6cm。

商品番号 r0644
源氏香に吹寄図日本刺繍袋帯
販売価格 有難うございました

line