「彩流」小倉縞木綿帯地 日本工芸会正会員 築城則子作
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「彩流」小倉縞木綿帯地 築城則子作

築城則子さんは、江戸時代にはじまり、昭和に途絶えた小倉縞を独学に近い形で研究、復元され、現代の着物の世界に甦らせ、その素晴らしい作品は日本伝統工芸展をはじめ、数々の賞を受賞されています。
縞という形の中でありながら自然を感じられる、自由で広がりのある美しい作品を創作され、多くのファンを魅了しています。
私事のブログの様なお話になってしまい申し訳ございませんが、私自身も、20歳の頃に出会った某有名染職研究家のおじいちゃんにいただいた小さな明治期の小倉縞の小裂を手にして、藍の縞なのになんでこんなに宇宙の様に不思議な広がりがあるのだろうと、しばらく見入ってしまった経験があります。
その時に、「もう小倉縞は織る人がいなくなって途絶えてしまったんだよ」と聞かされて、ちょっと残念で悲しく思ったのを覚えています。
それからは古い小倉縞に出合うと、特別集めるというわけではないのですが、帯などにならないかしらと、つい買ってしまったりもしていました。
何年か後に「小倉縞の復元をしている人がいるらしいよ。でも女の人らしい。小倉縞は経糸が多くて打ち込みに強い力がいるから女性には無理だと思うけど、うまくいくと良いね。」とそのおじいちゃんが話してくれました。
今にして思えば、その方が築城則子さんだったのですね。
そしてまた何年か経ち、高島屋さんに小倉縞として飾ってある作品を見て、「あっ完成されたんだ」と感動しました。
古い小倉縞の復元という所から出発されたのでしょうが、その事にとどまらず、小倉縞の魅力ある質感や気品はそのままに素晴らしい世界が広がっていて、本当にすごい功績だと思いました。
今回ご紹介させていただく作品は「彩流」という、藍のベースの中に、虹色のラインが走る美しい帯地です。
是非一度ご覧下さいませ。
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商品番号 r0722
「彩流」小倉縞木綿帯地 日本工芸会正会員 築城則子作
販売価格 有難うございました

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