重要無形文化財 本場越後上布 菊の花絵絣着物
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重要無形文化財 本場越後上布
菊の花絵絣着物

身丈163cm 裄丈66.5(+3)cm 袖丈49cm

青苧と呼ばれる、上質な苧麻からひいた原料から糸を績み、作成した図案に沿って手括りで絣を括り染めし、地織で織り、雪晒しをするといった60にも及ぶ工程は長い時間と根気を要し、各工程すべてが熟練した高い技術を持った人々の手によるものです。
それは1200年とも言われる越後上布の歴史の中で生み出された、雪国の宝物と呼ぶにふさわしいものです。
その中でも、古くから愛される古典の良さのある絵絣のタイプの作品を何点かご紹介させていただきます。
近年はコスト的な事からか、技術的な事からか、あまり複雑な絣のタイプのものを見なくなった様で残念に思います。
もう一枚ご紹介しています、ベージュのお着物とは、まったく表情の違う作品です。 少し渋みのある緑色の地に、野菊と蔓草の小さな花が織り出され、黄色の井桁絣がアクセントになっています。
絣の模様によるカジュアルなアイテムでありながら、特別な説明を抜きにしてもその着姿に独特の品格があり、その事から受ける高級感と、人の目を引きつける様な不思議な魅力を持っている事では、本場結城紬と並ぶと思われます。
お着物の事をあまりご存知のない方で、例えば男性でも「何をお召になっているのですか?」と聞いてみたくなったりするのが織の物が持つ力の様に思えます。
こちらの越後上布は実際にお羽織りいただくと、本当にお洒落でお花の柄が少しチャーミングな、とても素敵なお着物です。
いつかは一枚、とお考えの方にはご参考に一度お羽織りいただきたい、おすすめの逸品です。
この夏は重要無形文化財、古代を含め、越後上布が色々と豊富に揃っています。

商品番号 r0748
重要無形文化財 本場越後上布 菊の花絵絣着物
販売価格 有難うございました

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