津軽こぎん刺六通開名古屋帯
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津軽こぎん刺六通開名古屋帯

こちらの帯は未仕立の状態で入荷しました。
箱の中に弘前こぎん研究所の添え書きが入っていましたので、以下にご紹介します。
『こぎんは弘前市付近の農村で、1764年、昭和の頃に生まれ且つ育った異色ある刺しゅうです。
昔は自家製麻布を藍で染め、それに白綿糸で刺し、専ら衣服に仕立てて着用していました。
農村の娘である限り、誰もがみな5、6才の頃からこの刺しゅうを習い、14、5才ともなればひとかどの刺手となり、競って美しいこぎんを刺すため努めました。
そうした事情によって発達したこぎん文様が今日、民芸品として最高のものであることが認められ、その応用作品が、多くの人々によって愛用されるようになりました。』
主に雪に閉ざされた農閑期、また農繁期にも、大家族の食事や何やかやのお世話が終わった夜中に女性達は絣などの布を織ったりこちらの様なこぎん刺しをしたり、まさに休む間もなく働き、それが大きな現金収入となり家族の生活を支えていたそうです。
ほんの50〜60年前までそうだったと聞きました。
そのため、より素晴らしい織物を織る事ができたり、こぎん刺しで美しい模様が創れる娘さんがいると、とても良い嫁入り話がきたんですよというお話も聞いた事があります。
そんな生活に根差した染織文化というのは、工芸作家作品とはまた違ったロマンの様な深い魅力が感じられます。
こちらの帯もそうした伝統の中から生まれ、とてもお洒落なアイテムとして現代に蘇っている様で、手に取って眺めていると心温まる様な懐かしささえあります。
是非一度ご覧いただきたい民間芸術、いわゆる民芸の華の様な素晴らしい作品です。
こちらは八寸名古屋帯となっていますが、手先からたれまで芯を入れたお仕立となっております。
お仕立上り。
(長さ)3m74cm×(太鼓巾)30.6cm。

商品番号 r0903
津軽こぎん刺六通開名古屋帯
販売価格 有難うございました

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