重要無形文化財越後上布 雲の絣着物

商品番号 r1910 - 109878
リサイクル品
販売価格 有難うございました

身丈 164 cm 前巾 24.2 cm
裄丈 67.7 cm 後巾 28.6 cm
袖丈 49 cm

商品説明
※下の1枚目の写真をクリックすると大きい画像をご覧いただけます。

line
重要無形文化財越後上布 雲の絣着物 width= 重要無形文化財越後上布 雲の絣着物 width= 重要無形文化財越後上布 雲の絣着物 width= 重要無形文化財越後上布 雲の絣着物 width= 重要無形文化財越後上布 雲の絣着物 width= 重要無形文化財越後上布 雲の絣着物 width=

重要無形文化財越後上布 雲の絣着物 width= 重要無形文化財越後上布 雲の絣着物 width= 重要無形文化財越後上布 雲の絣着物 width= 重要無形文化財越後上布 雲の絣着物 width=
line

【商品説明】
夏の装いの楽しみのひとつである麻のお着物、その中でも宮古上布と並んで天然の苧麻の味わいが感じられる魅力的なものといえば越後上布です。
どちらもたくさんの工程を経て、たくさんの熟練の人たちの手仕事の積み重ねによって作り上げられる芸術品ともいえるすばらしい工芸品です。
南の島のおおらかさから成るものと、厳しい雪に閉ざされた土地柄から成るものの個性の違いが再発見できる季節でもあり、楽しみに思えます。
特に越後上布は1400年とも言われる長い歴史を経て、その技術が連綿とつながれ、現在も続けられているという事には驚きしかありません。
以前取材に伺った時にも糸績みの作業を拝見しましたが、髪の毛くらいの細い苧麻の糸を巧みに扱われて、繋いでいかれるのは熟練の技だけではない根気と情熱がなければできない事だと感じました。
そうして績んだ苧麻の糸を麻桶(おぼけ)にためていくのですが、一反の長さは14m、数にして1000本から1400本分という、気の遠くなるような長さの糸がつくられます。
その後も糸を絣の模様に合わせて手括りをし、染め、その極細の糸を機にかけて織り、そういったたくさんの手仕事が60〜70工程積み重ねられて、重要無形文化財の越後上布は完成します。
手に取るとひんやりとした麻の感触が心地よく伝わってきて、氷砂糖のような透け感のある白地がそれだけで魅力的な光を発していて、そこに織り出されたモクモクとした雲の模様の絣がとてもチャーミングなお着物です。
藍の濃淡の凝った色使いの絣の模様から、少し前の時代の作と思われますが、比較的保存状態は良く、元気の良いイメージの綺麗な白地に映える濃い藍色と浅葱色の絣は、感覚的にも現代に通じる楽しさのあるものだと思います。
自然布の糸で織られたような、さらっとした無地感覚の帯も綺麗に合いそうですし、紅型染めや型絵染の帯を合わせてゴージャスな夏の装いをお楽しみなるのも素敵かもしれません。
左袖の袖付けの近くに糸飛びがあったため、共の苧麻の糸で少しだけ修理をしていますが、それ以外はとても良い状態です。
そのため少々お値打価格とさせていただいております。
夏の空を写し取ったような、どこかロマンを感じられる、苧麻の糸の味わいが素敵なおすすめのお着物です。

衿裏には絽麻がついています。居敷当てはついていません。
居敷当てなどの加工のご希望のおありの方はお気軽にご相談ください。

地の色は生成り色「#fbfaf5 color-sample.com」
雲の色は煤色(すすいろ)「#4d4745 color-sample.com」
浅縹(あさはなだ)「#84b9cb color-sample.com」 をご参照下さい。