蔦に花の丸紋型絵染名古屋帯
人間国宝 鎌倉芳太郎作

商品番号 r1990 - 116456
未着用品
販売価格 有難うございました

長さ 3 m 65 cm
太鼓巾 31.2 cm
前巾 16.2 cm

商品説明
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【商品説明】
鎌倉芳太郎さんは、大正末期から昭和初期に沖縄現地で琉球・沖縄芸術関係資料を熱心に忠実に写し取り、蒐集されました。
1986年の沖縄県立芸術大学の開学を記念して寄贈されて以来、2007年までを中心に、そのほとんど全てが鎌倉さんのご遺族から沖縄県民のもとへ贈られたものです。
このうち、沖縄県立芸術大学に寄贈された資料はいわゆる「鎌倉資料」の名で沖縄県立芸術大学附属図書・芸術資料館に所蔵されています。
写真資料といわれるガラス乾板や紙焼き写真は2000点以上にも及び、その時代最先端といわれる写真技術によってなされていましたが、普通の人では3年はかかるであろうといわれた写真技術の取得を3日間でされたという事にも大変驚かされます。
また「鎌倉ノート」と呼ばれる調査ノートのスケッチも、竹内栖鳳の弟子である穴吹香村氏に学ばれていたため、非常に高いレベルだといわれています。
その鎌倉ノートを筆頭に、写真資料(紙焼き写真)、文書資料、紅型資料(型紙・他)、陶磁器資料と、総数約7500点にも上る膨大かつ貴重な内容ばかりで、のちにその資料も国の重要文化財に指定されました。
昨年、残念な事に焼失してしまった首里城再建も、この鎌倉さんの資料なくしては実現しなかったということは有名なお話です。
ご本人が染織家として重要無形文化財「型絵染」保持者となり、集めて研究をされた資料が重要文化財となるという事は非常に珍しい功績といえるのではないでしょうか。

こちらは細やかな型で繰り返しの模様を染められる事が多い鎌倉さんの作品の中では少し珍しいと思われる、比較的大胆な調子の図案の九寸名古屋帯です。
のびやかに蔓を広げて絡まる蔦が大きな葉をたたえて描かれ、そこに大きめの丸紋が置かれ、椿や菖蒲、葡萄などの草花が色とりどりに描かれています。
蔓の勢いが力強い蔦の葉にはみじん格子の模様が入れられ、独特の存在感を醸し出していて、華やかに彩色された丸紋とのコントラストがとても綺麗に見えます。
蔦がある事で丸紋がとても立体的に見える効果が感じられ、模様としてのバランスが取られているようです。
それはお太鼓の形にされると顕著に表れ、さすがは鎌倉芳太郎さんの作品だと改めて感じさせられました。
枯れた風情の地色と花たちとの美しい色の対比や、丸紋の存在と蔦の蔓の躍動感との対比など、完成度の高さを感じられる素晴らしい逸品です。
未着用品。

※お太鼓下の着用時には出ない部分の地染めに1か所染難が見られるため、少々お値打価格とさせていただいております。

地の色は利休白茶「#b3ada0 color-sample.com」
蔦の色は青褐(あおかち)「#242833 color-sample.com」
花の色は銀朱「#994240 color-sample.com」
桃色「#f09199 color-sample.com」
山吹茶「#c89932 color-sample.com」
濃色(こきいろ)「#634950 color-sample.com」
葉の色は千歳緑「#316745 color-sample.com」 をご参照下さい。